こんにちは、いずみです。
韓国語能力試験(TOPIK)の聞き取り問題を解くコツは「選択肢を先に読むこと」とよく言われますね。
でも音声が流れるまでの短い時間に選択肢を「全部正確に」読むのはまずムリです。焦れば焦るほど選択肢の内容が頭に入って来なくなります。かつての私はそうでした。
この記事では「音声が流れるまでに選択肢が読めない」というあなたに選択肢を先読みする理由とやり方についてお話します。
どうして選択肢を先読みするのか
選択肢から音声の内容を予想できる
選択肢には出題される音声についてのヒントがあります。
選択肢を先に読まないと問題についての手がかりがないまま音声を聞くことになります。
【選択肢を読まない場合のイメージ】
何の情報もないまま、音声だけを頼りに内容を理解しなければなりません。宇宙の話がはじまるのか、動物の生態なのか、地球温暖化の話なのか全く検討がつきません。
【選択肢を先に読んだ場合のイメージ】
仮に選択肢に出てきた単語が「꽃(花),선물(プレゼント),생일 카드(バースデーカード),전화한다(電話する)」だったとします。
音声の内容は「誕生日に関すること」と知って聞くことができます。
選択肢を先読みしない=ノーヒントで聞き取りをする
内容を予測できると聞き取りやすくなる
白紙の状態で音声を聞くのと、手がかりがある場合ではどちらが正確に内容を聞き取れるでしょう?
少しでも手がかりがあると何についての話か見当がつけられるので音声の内容を推測しやすくなります。
「꽃(花),선물(プレゼント),생일 카드(バースデーカード),전화한다(電話する)」を手がかりにして誕生日に関連することと結びつけながら音声を聞くと、多少聞き取れない部分があっても内容の理解度はアップします。
選択肢を先に読む=これから聞く音声の内容が予想できる=正解率が上がる
先読みのコツ
全部読めなくてもOK
「選択肢を先に読む」と言われますが、正確には先読みは選択肢を「眺める」イメージです。
かつての私は目的がわからず、全部読まなければならなと思い込んでいて四苦八苦していました。
先読みの目的は正解肢を選ぶことではありません。
4つの選択肢に目を通して共通している単語や表現、語彙から音声の内容を絞り込むために読みます。
正解肢を選ぶのは音声を聞いた後なので、先読みでは選択肢をざっと見て内容を把握できたらOKです。
先読みの目的=選択肢から音声の内容を推測すること
まとめ
聞き取りと読解はどちらも4択ですが、聞き取りは「音声を聞いて内容を把握して推論する力」を要求されます。認定基準はこちら
読解のような引っ掛けの選択肢はなく、 音声が理解出来たら正解肢を選べるようになっています。
聞き取りは3科目の中で一番点数アップしやすいです。選択肢の先読みをマスターして点数に繋げてくださいね。
・選択肢には音声のヒントがある。
・先に4つの選択肢に目を通し、単語や表現から内容を推測して音声を聞く。
・先読みでは一字一句正確に読まなくてOK。
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