画像出所 tvN「愛の不時着」公式サイト: http://program.tving.com/tvn/cloy/
こんにちは、いずみです。
「愛の不時着」を見始めて、これは本でもじっくり読みたい作品だと思いました。 ネットで検索してみましたが、見つかったのはドラマ挿入歌の楽譜とOSTのみ。原作本は出版されていません。 あきらめきれず関連情報を調べているうちに脚本を書かれたパク・ジウン作家の記事を見つけました。
モチーフは実際にあった漂流事件
'愛の不時着'のモチーフは2008年に起きた事件から着眼した。 執筆を担当したパク・ジウン作家は、2008年9月12日に韓国の女優が仁川(インチョン)でレジャーボートを楽しんでいたところ、方向を失って越北して海岸沿いに居た北朝鮮の男性と対話まで交わした後、北朝鮮警備艦の追撃を受けて逃げた事件報道に接した。 これをドラマ化すれば今までとは違う楽しみがあるだろう考えたパク作家は、海上事故で越北または越南した実際の事件に対する資料を集めて、'北朝鮮に行った財閥'という仮題で初期シノプシスを作成して何度もドラマ化に向けた議論をしてきた。
しかしパク作家の他のアイデアが先に作品化され、2018年に入ってついにこのシノプシスのドラマ制作が決定された。
パク作家はドラマ制作が決定された後、制作会議を行う中で、すでに映画'東海の水と白頭山が'と'網'など海上事故あるいは船を利用して越南、越北した作品があることを確認し、船ではなく機体を利用して北朝鮮に渡る方法を考えることになった。
ヘリコプターや軽飛行機、パラグライダーなど多様な機体を候補に挙げて悩んでいた中、北朝鮮特殊部隊出身の軍事専門家と航空専門家らの諮問を受けて、ヘリコプターや軽飛行機はレーダーに感知されるが、無動力飛行体であるパラグライダーはレーダーに感知されず、この点を利用して実際に北朝鮮軍が特殊戦部隊でパラグライダーを利用して韓米連合司令部の浸透訓練を実施したことがあるという事実も知ることになった。 これに実際のパラグライディングによる墜落事件を調査し、パラグライディングをしていたイスラエル人の女性がシリア国境を越えた事件、慶尚南道咸安でパラグライディングをしていた人が、昌原(チャンウォン)の刑務所運動場の真ん中に不時着した事件、パラグライディング中、台風の目で生存して60km離れたところに不時着した女性に対する事件など多様な実際の事例を見つけた。 よって、台風やトルネードのような特別な自然災害状況ならパラグライダーの機体が発見されず、北側へ渡る可能性があるという結論を得てパラグライディングをしていて北朝鮮に渡った設定に変更することになった。
結局、船の遭難事故を基礎とした以前のシノプシスは本作品のドラマ化を決定した後、数ヶ月の修正を経てついにパラグライディング事故を基礎にした現在の最終シノプシスとタイトルに確定され、最初の企画段階から11年が過ぎた今年12月、ついに作品がテレビで放送されたのだ。
引用記事の出所:https://n.news.naver.com/entertain/article/009/0004484776
記事から分かったこと
私は別の記事でレジャーボートの漂流事件をモチーフにしたらしいと知りました。本当にドラマに関係があるのか調べて、製作陣がドラマの制作過程について明らかにしたこの記事にたどり着きました。
当事者の女優さんはすでに芸能界を引退されているそうです。こんなところから着想を得て何年も掛けて物語を作り上げて行くのですね。
長くなるので割愛しましたが、北朝鮮の暮らしについても多様な職業の脱北者の方に取材を続けて入念な調査を重ねられたそうです。
実際の様子を知る事は出来ませんが、庶民の生活にドラマの中のシーンのような、ささやかな楽しみがあればいいなと思います。たびたび起こる停電にもめげず、登場人物達がたくましく生きる姿が印象的でした。
感想
ソン・イェジンはドラマに映画、ほぼ休みなく主役を務めてこのクオリティを保っています。ハリウッドからも主役でオファーが来ているそうです。
彼女が主役なら相手は誰でもヒットするのではと思いますが、このドラマはヒョンビンも存在感があります。出演作の中でもリ・ジョンヒョクは一番素敵なキャラクターなのでは。
「シークレットガーデン」のツンデレぶりも良かったけど、私は断然リ・ジョンヒョクです。セリを守るために危険に身をさらすシーンがたまりません。強気なセリも勝手の違う北朝鮮では周囲の人を頼るしかないけれど、5中隊の隊員達を従え、舎宅村のボスである大佐夫人を掌握し、どんな時も自分らしさを失くしません。
笑いあり、涙ありの展開にあっという間に引き込まれ10話まで見ました。一気に見たいのですが、このドラマは終わりと思ったら本編になかったシーンが登場して最後まで目が離せず、なかなかハードです。
セリはあんなにソウルへ戻りたがっていたけれど、北での何もない不便な日々の方が楽しそうだったように見えます。
もっと知りたい韓国ドラマ №100「愛の不時着」30ページ大特集
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