こんにちは、いずみです。お友達が「82年生まれ、キム・ジヨン」を日本語版と韓国語版セットで貸してくれました。
日本でも翻訳出版されてベストセラーになっているのでもうお読みになったかも知れませんね。
台湾、イギリスなど22カ国で翻訳出版されたそうです。
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日本語版と韓国語版
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韓国版はこんな感じです。日本版とはずいぶんイメージが違います。
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あらすじ
キム・ジヨンは今年で33歳になる。3年前に結婚し、去年、女の子を出産した。ある日突然、自分の母親や友人が乗り移ったかのように振舞い始めるキム・ジヨン。
心配した夫とともにその原因を探るため、彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る。
1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、
何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思いとはーー
引用文の出所:Amazon商品紹介ページ 出版社より
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本の感想
主人公のキム・ジヨンは私より一回り以上も若い女性です。なのにこれはいつの話?というのが最初の感想でした。伊東順子さんの解説で小説の背景になった韓国独特の社会情勢が見えてきました。
ソウルの都市部だけを見ていると日本と同じように思ってしまうけれど、急速にハード面の近代化が進んだだけで女性が置かれている状況は日本以上に厳しそうです。
それでもジヨンはこの世に生まれることを許されただけでも幸運だったのだろうか?果たしてジヨンは回復するのか?この担当医の下では望めないような気がします。
映画の予告動画、公式サイト
韓国では昨年映画化されました。主演はコン・ユ、チョン・ユミ。
日本でも10月に公開が決まっています。映画のストーリーには希望がありそうな気配です。
韓国語版も読みやすい
この本は一人の患者のカルテという形で書かれています。普通の小説のように文学的な凝った表現が使われていないので読みやすいです。学習者さんなら韓国語版から読んでも理解出来ると思います。単語を調べながらトライしてみるのも勉強になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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